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SunnyBox 大阪公演ネタバレしかない☆神谷浩史の成長が止まらない

普段はネタバレに気を使い、全公演終わってから感想をまとめる派なのだけれど、ありがたいことに公演が長く、次回の公演までに神谷さんの成長を感じられるだろうと思う、思わされる公演だったので、感想をまとめます。


以下、SunnyBox大阪公演のネタバレしかありません‼︎‼︎


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感想と言われて一言目にこれはどうかと思いつつ、でも今回の一番の主題だから叫びたい。


神谷浩史の成長が止まらない。


私は残念ながら、おおよそ10年前の、神谷さんが初めて立った、歌うステージを見ていない。

ファンになったのはこの6年ほどの事で、私が追える範囲の神谷さんを追っている。その上でも、ファンの間で共有している神谷さんの変化についてまず話したい。


10年前からファンの間で言われているのは、『歌がべらぼうに上手い』人ではないと言う事。ここ最近の声優は、キャラソンから個人の活動まで、歌というものが仕事について回る。だからか、歌手顔負けの歌唱力をもった声優が多々いる。でも、神谷さんはそういう歌唱力の持ち主では、正直、ない。

そして、ファンの間でも知られているのは、『求めてくださる方がいるなら歌います』『上手くはないけれど、心を込めて』の姿勢である。しかし、その姿勢に関してはここ数年で少しずつ変化していることは知っている。この姿勢自体は変わることなく根底に有るのだが、自分自自身の挑戦の幅が広がったというのだろうか。様々な媒体で、少しずつ歌に関しても、自分の意見を投影し、伝えたい事やテーマといった主軸を作り活動するようになってきた。神谷さんの自己プロデュース能力の高さは日頃から思うところあり、それを歌活動に変えても光るものがあった。ちょっとした言葉の選び方、自分らしいテーマ作りは確かにファンに刺さるものであり、神谷さん自身がその領域に踏み込んだことで、確実に歌活動が包括して良いものになってきたのだ。

この変化も、10年の中では大きなものだったのだ。言い方を選ばずに言えば、乗り気でなかった歌の活動に、新たに魅力や声を使った活動の扉を開いた実感を得て、進化したのだ。


以上のことから、個人的には、神谷浩史さんのソロライブに期待することは、大好きな神谷浩史さんのお声が聞ける・姿が見れること、及びそのやりたいことが反映された舞台性、である。

もちろん歌も音楽も大好きだし、聞けることに喜びは感じているんだけれど、その歌を通してどんな表現を神谷さんがするのかという舞台性に重きを置いている自分がいた。


そんな自分をタコ殴りにし、

ライブを届けにきた!と言われたのが、今回のSunnyBoxだったのだ。

大阪公演を見た時点で、私はその衝撃が強すぎて、今までの自分が憎いこともそうだが、本当は開催する予定だった去年を思い出し、それまでの月日の重さをずうーんと感じた。


と、神谷さんの10年を知らない方向けのプロローグを置いておいて、以下SunnyBox大阪公演の本当のネタバレ。行った人にしかわからないレベルの語彙力ですみません。


オープニング映像。

サニボーックス♪サンサン♪というコーラスと神谷さんの声が聞こえる、テーマソングが聞こえる。これも、もし普通にできていたら、サンさーんとみんなで声を合わせて歌えていたのかも、とぼんやり😶‍🌫️おもったり。


冒頭一曲目。

Precious moment

これに関しては…もう言うことがないんよ、この曲で始まるのがSunnyBoxやしオタクはこの曲で始まるソロライを一億回想定してるんよ(ミルクボーイ)

日本人は期待を裏切らないエンタメ好きだよねとか言われることがあるけれど、期待を裏切らないエンタメがハマった時の快感ってすごいよね。

当初はこう言う意味合いを持ってなかったにしろ、ライブが出来ず一年が経った今。コロナで泣く泣くライブ参加を諦めた人がいる、豪雨で来れなかった人がいる、そんななか始まった第一声が、『みんなよくきたね、お待たせしちゃったね、また会えて嬉しいよ』であること。

これ以上の喜びがあるか…これ以上のはまり役者がいるか…とこの時点で涙が止まりませんでしたね。

んでまた、すごいこちらに語りかけるように歌うのよね。頷きながら。歌詞自体が全てそういう作りになっているから、それに合わせた表現が大好きです。

演出に関してこれまた言いたいのが、この曲ってABメロの方がポップで、サビがちょっと哀しいじゃないですか。

奇跡を〜、ここにあって、のところの悲しげな部分を、ABメロの華やかな感じと対偶になるような静!白!ピンスポ!対偶にのびる光線!っていうので演出してて、その差分がたまらない。

決してどハッピ〜!!!っていう曲にしなかった作曲陣もさながら、それを組んだ演出がエグい。



BRAND NEW WAY

高音域に辛さは感じつつも、初日に関してはふぁんふぁんの時よりものにしている雰囲気を感じられて震えてました。。。

ここで、ステージ上段から下段へつなげるポップアップ的なものを利用されてたんだけど、上段にいる時指を手を差し伸べるときの角度は三回席一番後ろなんですよね、基本。私は三回席にいたのに、何度か目があったんじゃないかって勘違いする瞬間があって、神谷さんは確実に会場全体をみてる、と思えるのがドキドキしました。私たちファンと神谷さんのライブなんだけれど、私のためのライブな気にさせてくれるって本当に憎いなって。笑

今まで贅沢な時間とかにメンバーカラー(紫)が使われることが多かったけどたしか、この曲紫ベース(間違ってたらすみません)で、レーザーもばんばんだすし、神谷浩史のライブに来た…!という気にさせてくれた。


新しい旅

ライブで盛り上がる一曲として頭角を表している一曲。サビの"つーばっさぁー"というリズムだったり、言葉の区切り方がいいなと改めて思わされる一曲。あと皆んなでワイパーみたいにペンライトを振るのがすごい楽しい。神谷さんが扇動して振ってくれるので揃う。

 Fly to the skyから始まるように、演出も基本青ベースで、空のように青い中で歌われているの素敵でしたね。

(二日目はこの辺までめちゃくちゃ不安定で、疲れがきたかな?とドキドキしてしまったんだけれど、あとで調子が出てくるというパターンが初めてだったので、あぁこれが一年の成果なんだと尊敬というか、感動というか。)


MC 

ソロライ特有のめっちゃゆるゆるとして、こちら側に委ねられている感がたまんないですよね。笑1日目は特に、様子見されていた感はありました。普段キラフェス とかだと、面白くねぇよ!とか割と一刀両断されるのに、こういう時はほーんとにゆるゆるデレデレされているのをみると、ソロライっていう神谷浩史とそのファンしかいない場所の尊さを実感します。


Vivalafesta

声出して大騒ぎしたぁーい!とひたすらに思う一曲。ライトも赤黄緑のフェスタカラー。神谷さんの太陽ばりの笑顔も素敵。間奏の"推しのボックスステップ鑑賞会"はいつ見てもにこにこしてしまう。私がこの曲で好きなフリは最後のフェスタ〜で手を左から右へすーっと伸ばすところで、めちゃくちゃお顔笑顔で手の伸びのあまりの綺麗さに見蕩れちゃうんですよね。

今回、おそらく広さの問題(ソーシャルディスタンスが取れない)で、ダンサーさんが二人だったけれど、この三人スタイルはこれはこれでピシッと決まるのでよかったなと思います。


ハレバレハート

こちらもなかなか久しぶりの一曲。今回センターステージはないものの、一番は下手二番は上手、最後のサビはセンターでとよく動いて下さった印象。キラフェスのアンコールで久々に歌われていたことが話題になっていたけれど、今回とてあのサビのダンスが可愛い。途中の額に手を当てて探すポーズをした後足がぴょいっと上がるのがめちゃくちゃ可愛いですよね。


まあるい気持ち

新曲。まぁるいだけに、ライトも円型中心。ライトの色はピンクオレンジイエローとポップ全開な構成で可愛かったですね。画面の映像も、⚪︎△◻︎が弾けたり合わさったりする、ポップでカラフルな感じで、それが神谷さんと合わさって可愛かったですね。1日目は間奏のところで、首をとてんとてん振りながらリズムをとってらしたのが、これまた可愛かったですね。(語尾の統一感)


Summer storm

この曲のバンドアレンジめーーっちゃくちゃかっこよかったですね!ジャズっぽさが残ってるのがこの曲の好きポイントなんですが、ピアノの音がちゃんと聞こえるけど、ギターがガンガンなってるのがライブダーって気になりました。まぁるい気持ちからの温度差で熱帯魚なら死んじゃうゾーンです。

 ライブ仕様としては、ネーバーストップ、のストップでめちゃくちゃ音止めるのが楽しくて好きです笑笑ストームの時は割と音伸ばすのに。笑笑フリも手のひらを前にだすストップポーズなのが点数が高いですね!(?)シュビドゥビッパッパーのパッパーに合わせて手を振るフリが素敵だなといつも見入ります。指先まで視線が支配される瞬間です。ここもどうしても指に目が行くけど、ダンスの足運びがめっちゃかっこいいですよね、スリーマンセルで同じ方向にスライドするのがかっこよかったです。


Chuuu!!

関西人なので、"元が取れた"って表現よくしちゃうの、良くないなーって思ってるんです。ライブなんて推しに会えただけで今のご時世ひゃくてんまんてんなんだけれど、

あえて!あえて元が取れた瞬間を言うなら、この始まりの"ッハー"というブレス音を聞いた瞬間ですよ。

リアルでやってくれてありがとう……(祈り

声優のお仕事は、タイミングに合わせて状況にあった演技をすることなので、これほどドンピシャそれをやられると惚れてまうやろ。

この"ッハー"真ん中のお立ち台で、ピンクライトを後ろから一心に背負い、シルエットが見える中で、投げキッスの容量で"ッハー"が絵になりすぎて、本当に…惚れ直しすぎるやろ……

 これライブで歌ってもらって初めて気づいたんだけれど、『夢は努力し続ければいつか叶うかもしれない』という姿勢がデフォの神谷浩史に、『努力なんてしちゃ負け』と歌わせる背徳感がめちゃくちゃたまんないです()あとそういう男も演じ尽くす神谷浩史が好きです。笑笑

 このダンスの良きところはすり足です!!!サビ冒頭で、右足で円を描くように足を擦ってるところのしなやかなエロさよ。イズリズ然り、指先のエロスにどうしても気が行く(指綺麗部門最優秀賞だし)んだけれど、ステップのエロさが際立った一曲。指先で行くと、"き・み・だ・けは"、の言葉を指先で置いていく振りがエロス120%でした。

 最後のサビ前に薔薇が落ちてきて、途中で拾うという演出が癖ありでしたね。個人的に、ソロライ珍?演出部門にスノーフレークワンダーランドと共に入賞しそう。しかも薔薇(造花)が直立して落ちてきて、立っているのが、どういう仕組み????とそちらに心持って行かれておりました。拾って、薔薇片手に踊るシーンがあったけれど、片手にマイクで両手を封じられた状態でダンスに専念している状況で、これだけでもエロスが出るのね…腰使いはイズリズで磨かれたんですかねと歴史を彷彿とさせました。ここで彷彿としたところでアレなのですが。

ライティングもオール真っピンク空間で常々確信犯的な演出がたまらんとです。ピンスポというより空間ごとピンクっていう確信犯ぶりよね。


MC


mille crepe

これもギターが映える曲だなぁと思っていて、フォロワさんが言っていた話でもあるのだけれど、今回はオールバンドということでバンドが映える曲を優先しているのかしらね。割とテクノミュージックというかピコピコ系の(Q.E.D. Fiction Fa ctor等々)は避けているのかも。


 衣装について一切触れていなかったので触れますと、モザイク?柄と薄紫のつぎはぎジャケットと薄紫Tシャツというくみあわせ。この後ジャケットを抜いてしまうけど、バックも可愛いTシャツだったなぁ。こんなにむらさきが全面に押し出されている衣装って意外と珍しいかも、と思ったり。あと特筆すべきは、胸元のパール!!!流行の最先端!!最近男性もパールのアクセつけるのが流行りですけれども、ついに導入が決定ですか!!嬉しかったです!笑


優しい風

いつぶりだろうか….今回のセトリとして、まず新しい楽曲[BRAND NEW WAY][TOYBOX] [TP]から全曲、プラス各アルバムから有名曲一曲ずつというのがなんとなくの法則になっているのかしら?ここから、大阪限定メドレーになっているわけですが、神奈川でどうなるか楽しみですね。


エンジェルマン

一番のみ!今までもう代名詞と言わんばかりに歌われてきたのが、メドレーカットで一番のみにきられるのはむしろ、この後に良い曲がそれだけ生まれてきたという事なのですよね…(n回目



ここからはアコースティックver.で。

いや、この状況、誰が予想したろうか。神谷浩史がアコースティックで歌うという、この状況よ。


アコースティックver.を歌うにあたって、まず大前提として自分の歌に自信が出てきたところがあるのかなってビックリした。冒頭でも言ったように、今まで、上手くはないけど心を込めてと仰られていたのが、上手さが際立つようなものに挑戦したくなる心境の変化と、それを生み出した努力に対して、この人はほんとにすごいと…

やっぱり、コロナ禍でボイトレをした部分もあるし、私たちも、そしてきっと神谷さん自身も思っていた以上に歌唱力が伸びたんだなって思います…アコースティック風に声の出し方から変えているのもそう、意識して歌われているのがビンビン伝わってきて胸がいっぱいだった…


プロデューサーの甲さんがパンフでも仰っているけれど、神谷さんの声ってきっとコーラスの中でも良い意味で浮いて聞こえる声なのよ。当たり前なんだけど、この人の武器は声で、とにかく声がいいし、このライブ会場にいるお客さんもほとんどの人が初めにこの人の声に気持ち寄せられて今に至るわけで。

その声の良さを十二分に楽しめるのがアコースティックかなぁと思って、素直に目を閉じて、神谷浩史の声をストンと胸に落とす体験ってあまりしてこなかったから、私にとってとても贅沢な時間だったし、やっぱりこの人の声が好きなんだなって原点回帰できた時間でした。色んな意味で10年目に相応しい時間。。。



Hellow my Shadow

1日目はボサノバ風のアコギオンリー、二日目はピアノとアコギの合わせ技。バンドが本当に優秀な皆さまで、細かな変化にも悠々と対応して下さるのすごい…。

ラストサビ前に、ギターと息を合わせるために後ろをがっつり向き、せーのっと息を吸って合わせる姿が新鮮でした。二日目は少し容量を掴まれたのか、あまり振り返らず息を合わせていたのも日々新しいライブを作り上げられているのを実感した瞬間。

どうしても張り切って歌われると神谷さん自身が持っている歌い方の柔らかさみたいなのがどこぞへ飛んでいってしまう時があって、でもこのアコースティックの瞬間は、ダンスとか見られるっていう意識が少なかったのもあると思うし、歌に集中しているからか、結構力の抜いた神谷さん本来の綺麗な声が聞こえて、本当にドキドキしたんです。特に、とび"らぁ"とか語尾の柔らかさがそのまま音になって耳に飛び込んでこられて。神谷さんの歌を聞いてこんな静の気持ちというか、このままお布団で寝てしまえたらいいのにと思わされたのは初めてでした。


スケッチブックドリーム

結構歌詞が強い曲なんだけれど、アコースティックらしく、柔らかく歌い上げていた印象。本当に成長した成長したって生意気でしかないなぁと思いつつ、言わせていただくのですが、音の抜き方が綺麗だったなと思って。結構、疲れてくるとベターっぷつんっていう音の切り方になりがちなのが、すっと抜けるような音終わりを作られていたのが、聞いてるこちらとしてと心地よい音楽になっていて大好きでした。


2日目限定 シアター

こーーーーれが、黒船ですよ、大穴ですよ。もともと、PVで座って歌っている姿が印象的だったこれを、そのまま聴けるとは。


急に話が逸れたように聞こえるかもしれないのですが、TPが発売されたときのサマーストームへの動揺ってめちゃくちゃおっきかったんですよ。裏声が!裏声がある!とね。今までありそうでなかった裏声。しかもめちゃくちゃ綺麗、いつか生で聴けるのだろうか、それを夢見て幾千年…FunfanTimeのとき、初めてサマーストームを聴いて、裏声のところは音源か〜ハモってるところだからしょうがないよね、と今回とて諦めていたのです。泣く泣く。神谷さんの裏声を生で聞くということについて。


ここにきて!!!!!!!叶うかね!!!!

やられると知らない時に飛んできたボディブローに耐えられず動揺しまくりでした。

まだ神奈川公演がどうなるかなんて迎えてみないとわからないけれど、大阪が収録なしでこのシアターが神奈川で行われなかったら、これはもう悔いしかない…


ローテンポの中で、一音ずつ探っていく音も胸にストンと落ちて、心地よかった。しかし…やはりよ…"決し""て""幻〜"の裏声の美しさよ。今までBGMに揉まれていたその音が、それだけで、しかも神谷さんもかなり繊細に音を作って出した裏声の部分なわけで、響く響く……

綺麗以外の表現が見つからない、静水の上澄みのような裏声で明日への気力がみなぎりました、ありがとうございました。


衣装チェンジ

真っ赤な膝丈ジャケットのセットアップ。ジャニーズでいうとKAT-TUNが着てそう(??)これはイズムリズム歌うための衣装やで…と思っていたのですが、歌いませんでしたね…


グランジ

ここでくるかぁ、と意外な一曲。拳を上げて歌う姿が力強い。ギターラインもしっかりしつつ、ピアノがずっと聞こえるシーンもある曲なので、今回のバンド編成に合う曲だったと思う。今回舞台袖の横向きのライトが、人物を温かく照らしていて、その力が発揮されていたかなと。夕焼けを思わせるようなオレンジの温かい空間づくりがすきでした。


Voice

TPってアルバム満足度No.1みたいなところがあって、曲全てが粒揃いだったんですよ。なので、大好きランキングではこの曲そんな上位入賞しなかったんだけど、ライブで聞いて、これは今お客さんを入れて、ライブで作ってく曲だったんだな〜と昇華されました。すごいこのライブを今行うことに意味を見出してしまうめんどくさいオタクなんですが、この曲自体どこまでも走り続ける為に今を全力で走るって曲じゃないですか。このライブにお互い本当の意味で命かけて立ってるっていうのに(頭は痛いし憂鬱になりつつ)めちゃくちゃメッセージ性を感じてうるうるきてました。

そして、この曲を作ってくださったAZUさんがベースでバンド入りしてくださってるんですよね〜!!!も〜イケメンで!かっこよくて!惚れ惚れ!!長い前髪を金髪にされてるんですけど(悪い例えでいうとヒカルの囲碁スタイル)その前髪を振り乱してギター弾かれてるんですけども。下半身からステップ踏むはリズム踏むはで存在感しかなかったです。この曲のサビ後半の、"きっとはしーりだせるだろ"のあたりとか神谷さんがいつもの(いつもの?)ヘドバン風にリズム取るのにあわせて、AZUさんもギターごと振ってて、前髪バッサ〜とあげるところはもうライブに来ましたー!という気持ちに全部引っ張られる、かっこよさでした。早くみんなで拳付きあげて歌える日が来るといいなぁ。


BOARD GAME NAKED

これもバンドアレンジが光りまくってた一曲。イントロでピアノの不協和音が落とされるようにトーントーンと聞こえるのにすごいドキドキさせられました。ギターとピアノの音の喧嘩が心地よいのすごくないですか。

今回のライブだと一番レーザーが焚かれてたのかしら。バックの映像もperfumeが使いそうな幾何学模様を立体化したかのような模様で、テクノ感バリバリだけど、バンドはガンガンなりやまず、ライブ最高…!笑この曲のライティングで前から好きなのは"はだーかのモ||ザイクで"の||で、ババンってリズムが入るんだけど、そこに合わせてライティングがバチバチ!とするのがかっこよくて、いつもそこで電流が走るような気持ちにならされます。(ダンスもこのリズムで進行してる)

衣装チェンジはこの曲のためだったんだね…満面の笑みですよ。"勝負は真っ白な荒野"指振る頭の周り腕回すっていう振りがしなびやかで毎度そこだけは徹底して見てしまうのよ。モザイクで〜のあとのぴろぴろ〜は勿論いいんですが、その時にめちゃくちゃ客席睨んでるのがすごい好きです。



みんなで歌いたい歌コーナー。

ここでいいたいのが、エモいの移動についてですよ。

このコーナーで歌われる曲らって今まで激エモだから、エモエモ演出で歌いましょうだったのです。センステで、皆さんの顔をみながら、紫いっぱいの会場で、終盤に、皆涙を噛み締めながら、、、みたいなもうライブの中のスーパーエモゾーンだったんです。しかぁし、今回その静のエモゾーンというものに、アコースティックゾーンが該当したので、静エモゾーンではなく、ハッピーゾーンに移動したのですよ。

演出が全体的にレインボーだったり、幸せに寄せた明るいゾーンになっていたのが印象的です。


Nice cloud

この曲頭一音はすごい低いのに、そこから流れるように最高音まで行くので音つかむの難しいだろうなと頭に掠めたけれど、今日の推しはカッコいいんだぞ!と最高音まで行ききってニヤニヤしてしまった。

今回バックスクリーン一枚しかないので、基本的に神谷さんを映されて、ちょっと枠的にイラストが入ってたりするパターンで進めていたのだけれど、この曲はほぼずっとイメージ映像流れていたパターンでしたね。(これとBGNぐらい?情報求む)ステージ上段で歌われていたというのもあると思うけれど、綺麗な背景で純度100%であることがこの曲の歌い方として正しい気がしました。


贅沢な時間

そう、この曲もシアライの時はとことん、今このライブを楽しむ象徴として、私たちが神谷さんに贅沢な時間をありがとう!と想いを共有する象徴みたいなイメージだったのが、中盤でライティングがレインボーになった時は、そっかこの贅沢な時間を私は楽しみに来てるんだよな〜と逆にエもくなってました。


GRORIOUS TIME

今まで神谷さんが一番人前で歌ってた曲って何かなと思うとこれがトップなのかしら。真面目に集計したいところ。

特記したいのはやはり、演出…後ろで背負っている映像…今までミュンで歌ってきたグロリアスタイムの映像が、ちょうど歌ってるところで合うように過去の神谷浩史、今歌っている神谷浩史が映し出される仕様。オタクは…こういうエモいの大好き……。これだけ歌ってこれば、ダンスはなくともこの時こんな手振りで歌おうというのはある程度決まっていて、割と過去映像とシンクロしていることに歴史を感じて、ジーンときました。10周年ライブなので基本歴史を感じると、涙腺と胸中の限界を迎えがち。あと、なんだかんだアイドルしてる神谷さんにキュンとくる瞬間があって、フォロワーさんとも語らってしまったのが、紫の海でトロッコにのって、四方八方にファンサ飛ばしてるのも見ると結局キュンときてしまうんですよね。

 冒頭で、神谷浩史が描く舞台性について話したけれど、それは神谷浩史がそもそも役者だ!ということも勿論含めていて、激しい曲の時は眉毛をグッと寄せて凛々しいし、エロい曲はエロいし()、幸せな曲な時にはとことん幸せそうな表情をされてて。そもそも身体を使って沢山の感情や情景を表現されることが上手な人だから、そういう視覚的な部分でもすごく楽しませていただいているわけで。

今回、私らのコーラスを録音して流していたこともあり、この曲の該当の部分ではすごくうっとりとした笑顔をされていたので、作ってる作っていないに関わらず、好きな人のこの表情を見られる贅沢さを感じていました。


これからの僕へ

この曲は聞いた時、めちゃくちゃ私たちの知ってる神谷さんそのものだなと思わされた曲。いつも言っていることをそのまま歌にした感覚。なので、その歌詞の手書きを画面に映すという演出は刺さりに刺さる。。。この手書き文字が演出のために書き下ろされたものだとしても胸が熱くなるよね、神谷さんの紡いだ文字なんだもの…。


〜アンコール〜

君のためのラプソディ

ふと過去のソロライを思い出すと、ライブ終盤になると、すごく眉間が寄って辛そうだなぁという印象が強かった。でも今回、(二日目前半がむしろしんどそうだったけれど)最後の曲まで伸び伸び歌われていて、そこにまず成長を感じで、この人ほんと止まる事を知らないなとうるうるきてしまう。まず、この曲のパワーがとっても強くて、明日へ進む勇気と優しさをくれる曲じゃないですか。それを力み少なく、笑顔で歌って下さる姿は本当に、優しさに溢れてて素敵でした。


あっぱれLIFE

直々のダンス指導もあり、会場全員で楽しめた一曲でしたね。ダンサーの扇ダンスもめちゃくちゃ愉快で楽しかったですね!

今コロナの中でどうしてもライブがやりづらいなかでの団結力ってもう、鳴り物かダンスしかない!最後の最後にダンスでみんなで楽しく終われたこと、これに全て意味がある気がする…


今まで、最後の最後になると、喉大丈夫かな、しんどそうだなという一抹の不安。そして、もしかしたら、だからこそ、私たちに歌ってくれてありがとうという幸せさがあったのかもしれない。今回はどうか、歌の安定感があった。私たちはただただ、神谷浩史の歌を楽しんで、酔いしれて、すごく入り込んでいた。ただただ、幸せな時間で、最後の最後まで楽しんで終わった。涙が止まらないというより、幸せと楽しさで身体がパンパンになるような感覚にしてもらった。ライブってこう言うものなんだよね、今までの神谷さんのライブで一番、ライブだった!!!それが今回のライブです。神谷さんが歌ってくださる機会は年に数回で決して多くはないけれど、その度に成長する姿を見せつけられる、こんな希望に満ち溢れたことはありますか。日々、コロナで自分の行く末する疑いたくなる中で、また新しい神谷浩史に会えるんだ!と希望を持って過ごせます。

ぴあアリーナMMの広いステージで、また違う表現をして下さる神谷さんを心の底から楽しみにしております。




P.S.

めちゃくちゃ理不尽な不満を一つだけ言わせてもらうと、投げキッスがなかったのめちゃくちゃ悔しいです!!!!いっつも右!左!まんなか!投げる!が基本だったじゃないですか!?飛沫対策ですか!?私はあの投げキッスめちゃくちゃ好きです!!お願いしますやって下さい!!