好きはきっと最高級

好きなことの話をざっくばらんにします。

金なら、ここにある

就職活動はクソだ。

貴方はどんな人間ですか?なにをしたいですか?貴方を動物に例えると?貴方は何ができますか?貴方を色に例えると?

と人生で一番、自分について考え、発言せねばならぬ。

自分に自信がない私には、クソとしか言いようがない。聞くなそんな事、20年以上生きてきた自分でもわからんのだ、と。


そんなストレスにさらされて。

そうだ、岐阜に行こう。

温泉に入りに行ってきました。


二泊三日、温泉と豪華なご飯でまったり。

幸い今はコロナの影響で旅館も安く、人通りも少なく、快適な旅ができそう。

友人のYちゃんと二人旅を計画しました。


宿は予約したけれど、現地支払い。

電車の乗車券はあらかじめ買っておいたし、

まぁお土産とか観光費にプラス数万円ぐらいかな。

比較的、お手頃価格だと思いながら、準備をしていました。


初日、電車に乗りいざ出発!

途中の駅でYちゃんと合流し、数時間で岐阜駅に到着。早いものです。

初日はまったり観光する予定だったので、キャリーバックをコインロッカーに置いていくことにしましょう。

百円玉あるかな…と鞄を探りました。

財布…。あれ、財布……。

さ、さいふ…?

Yちゃんが『ないん?とりあえず出しとくで?』と言って払っておいてくれました。

タッチパネル式の便利なコインロッカーをYちゃんが操作する間、私は財布を探していました。カバンに無い財布を。


いい話と悪い話があります。

いい話は、まず家にいる親に連絡したら、『財布部屋に落ちてるわ』と言われた事です。どこかで盗まれたとか、落としたとかじゃなかったんですね。よかった。


悪い話は、私は無一文だと言うことです。

無一文は嘘です。財布の中にクレジットカードも現金も全て入れていましたが、せいぜい持っていたイコカには408円だけ入っていました。


408円か………

  

Yちゃんは、おおらかな性格ではありませんが(恩人に失礼)、あまりのドジに一周回って許してくれました。許してくれてるのかしら。

とりあえず、Yちゃんの有り金と、Yちゃんの口座のお金と、Yちゃんのクレカでギリギリなんとかなる……のか???

と言うことを必死に計算しました。

Yちゃんごめんな…ほんまごめん、自分に呆れて涙すら出ない私は、とりあえずそう言いました。

まぁしゃーないわ!とりあえずご飯食べに行こう!安めな!と、明るい雰囲気を作り出すYちゃんに頭が上がりません。今日から帰るまで、彼女の財布を借りねばならぬ…すまん…


そう思いながら、お洒落めなカフェに行くことにしました。映えです。

歩きながら相談します。

さすがに有り金全部ATMから出してもきわいな、今働いてないからなんせ金がない。

  やんな……最悪親に土下座してでも(Skype?)送金してもらうかやな…アッちょっと待って今日祝日やん送金したとしていつくるんや……。

  積んだwwwせめてクレカさえあればなー何とでもなってんけどなー。

 ほんまそれな、これから靴にお金入れとくわ。

 大事すぎるわー言葉の重みがちゃうわ、それかpaypayとかクレカと連携させとくべきやわ〜。

 連携……?

 あ!!!!お母さんにクレカの番号送ってもらったら連携できんちゃん!?paypayでクレカの支払いできんちゃん!?

 

 え、ちょっとまって、私クレカの番号全部覚えてる!!!!!!裏表!!!

 え、なんで、きもいわ

 きもないわ、(現場)オタクの基礎教養やわ、クレカ番号の打ち込み速度で人生が変わるんやぞ!


金ならここにある!(こめかみを人差し指でトントン)


オタクの基礎教養なんて分母が大きい事を言いましたが、

とにかくグッドアイデアでした。またしてもサンキューYちゃん。


そこから、外のご飯屋さんはほぼpaypay支払い、晩酌用のお酒もコンビニでpaypay可。なんなら、宿代の支払いもできました。


ただ、カードからの引き落としでpaypayを使用しますと、24時間で2万円が使用限度額です。そこは注意かもしれません。

(なので、限度額より必要なときはLINE Payもフル利用しました)


バスなどの公共交通機関が支払えないのはかなりネックでしたが、Yちゃんがいて本当によかった……


もうお金は絶対忘れない、お金とチケットは忘れない、そう固く誓いました。

そして、住所、電話番号、クレジットカード番号は頭に入れること。

そう肝に銘じながら、今私は現金ゼロで帰路についています。


何も起きませんように。