2次元の推しが出来ると、3次元で存在するという事が基本あり得ないものですから。
先日、推しが3次元に存在した、それだけで涙が止まらず。
なのに、それに加え。
推しの苦しみを目一杯味わって。
生きてるうちに出会うイベントで後にも先にもこんなに泣かないだろうというほど泣きました。
(日記に近くレポというより感情ダダ漏れ分ですすいません)
2019年5月11日 物語フェス
〜10th Annivasary Story〜
羽川翼 です。
三つ編みの委員長です、巨乳です。
そんな羽川さんも地上波初登場から10年。
アニメ化して10年経ったそうです。
私自身がアニメにだだハマりするきっかけだったのが物語シリーズであり、
そのなかで出来た推しは、レジェンド推しといって間違いありません。
愛しても愛しきれないです。
10年を祝して、イベントをすると言われた時は、死ぬかと思いました。
えーーーーーーーーーー!!!!!!
イベントかよ!!!!!死のう!!!
まず、イベントを全然しないことで浸透してるアニメやぞ???去年の原作10周年もろくに何もなかった(そんなことはない)のに??
この内容がひと段落したタイミングで??
朗読???キャラソン??新規映像??
そもそも、神谷浩史さんのファンで、声を生で聴けるだけで鼻血ものなのに、
自分の好きな作品で、やってくれるの、羽川翼役の堀江由衣さんもきてくれるの?意味わからんやんか…幸せ……
そんな想いを抱きながら、当日を待ちました。
(厳密にいうと、待てなかったので推しにフラスタ送ったり色々してました。)
当日。
物語シリーズ界隈歴=オタ歴のため、界隈の方とは生まれた時からの仲。
そんな幼馴染の方々にお会いできるタイミングがあるなんて、出会い自体に感謝しながら。
物販に並び時間が近づくにつれ、
ほんとにイベントなんだ…終わったら何を糧に生きよう……
という喜びと悲しみに押しつぶされ、わっと言われたらそこで泣き出しそうでした。
情緒不安定野郎です。
開演前。
お隣の席のフォロワーさんと合流しました。
フォロワさんがひたぎの女なのでと
紫に染めて、バチバチに髪の毛キメてました。
すごい!とはしゃいでいたものの、
私も三つ編みで来ていたことに照れました。
とても良いとは言えぬ席に座り。
直前、耐えられず。
ちょっとハグしていいですか〜わーん
とここでもう既に泣く私。
あかん、あかんわもう。
開演。
滝のように流れる涙。
1.物販でマフラータオル買っといて良かった。(涙量)
2.やばいやばい、Op映像がエモい。
3.あれは書き下ろし?あれはあそこから引用かな〜。。。。
三つの思考が同時に動きながら、確実にオーバーヒートする私の脳。限界を常に迎えている涙腺。
映像が終わり、それぞれの登場人物を演じる声優さんの登場。
当たり前ではあるんですけれど、私は
声優さんの生朗読
を聞きに来ていた節があるのです。
でも、その場で起こっていたのは全く違って
アニメと同じ情景が実写で広がっていることでした。
実写版やん!!!!!
もちろん、舞台に上がっているのは、声優さん。
でも、限りなく寄せられた衣装と、
聞こえてくるキャラと同じリズムと声、
そして表情や身体の一挙一動が
まるでキャラ。
2.5の舞台をやる以上に実写に近いのでは?
まず、声優さんなのだから声が同じというのは当たり前として(これも十分凄い事なのですが)
リズム、これは今回のイベントの為に原作者西尾維新先生が朗読文を書き下ろして頂いたからというのも大きくあります。
そして、その西尾節の効いた文字をみれば、
そのキャラらしく演(よ)める声優さんらの10年の経験の積み重ね。
その尊さに、もう涙が、止まることを知りませんよ。
朗読というご褒美の後は、
キャラソンライブ…………
もうなんかこんなに幸せでいいんだろうか。
しかも、キャラの性格を盛り込んでいることはもちろん、そのシリーズのキャラの状況なども鑑みられた劇エモソングです。
それを…目の前で………本人が歌う……
生バンドに作曲者作詞者が含まれるという音楽面で何不自由ないうえ、
演出も金かけすぎ。。。
大丈夫かアニプレ!?
(話し出すと止まらないので詳細省略しますが、後に出演者の裏話いわく、演出、ステージ作りなど全てに金がアホほどかかっていて金銭的にもかなり豪華なものだったとのこと)
五感を使い切って楽しむってこういう事なんだろうな、そう思いながらキンブレを振りました。
ここで、私の推し羽川翼ちゃんについて再び話したい。
羽川翼と主人公は複雑な関係です。
(主人公と複雑な関係じゃないヒロインが物語シリーズにいるのか???)
その複雑な関係に、まるで終止符を打つかのようなセリフが、目の前で繰り広げられられることになりました。そんな朗読劇。
えっっっっっちょっと、この朗読の話ってこの作品の本筋とは関係ないスピンオフじゃないの???これじゃあ本編じゃない???
そう、突っ込みたくなる内容がただ続く。
物語シリーズを見たことない人に伝えるなら、
なんだろ…アンパンマンで、ロールパンナちゃんがメロンパンナちゃんに、ほんとは貴方が大好きだけどさようなら…って言う回をwowowのみで上映した感。
(正しいかも伝わったかもわからない)
何はともあれ、
羽川翼の"転機"が目の前で繰り広げられた。
たまらなかった。
耐えられなかった。
物語シリーズのなかで、羽川翼がどれだけもがき苦しんだのか、それはきっと主人公より視聴者が知っている。
そんな視聴者、ファンの前で繰り広げられる、彼女の顛末に、涙することしかできなかった。
私自身はこの作品に、彼女に恋して6年。
6年の中で、物理的距離として推しの一番近くにいる今、
彼女を慰めることも抱きしめることも神のように幸せを与えることもできない
自分がいて。
精神的距離が一番遠く感じました。
そのあと、彼女のキャラソンが歌われました。
彼女が生きるのに必要な困難全てを受け入れる歌です。
彼女のイメージカラーであり憎い点でもある、真っ白なドレス、
シンデレラにも見える真っ白なドレスを揺らしながら歌う姿は、何よりも美しかったです。
ここから、私の記憶はどんどんあやふやになります。
泣きすぎて!!!!笑笑
ずーっと泣いてた、ごくせんの亀梨くんより泣いてた、嗚咽が漏れるのを抑えて。ぐわんぐわん泣きながらキンブレを降ったのは初めてでした。
最後に、ヒロインの全員曲、メンバー紹介、エンドロール、カーテンコール、おきまりの形で幕を閉じていきます。
驚きだったのは、
一度も声優たちがキャラでない瞬間がなかったこと。
最後の最後まで。
『本日はお越しいただきありがとうございました〜!物語シリーズも10年なんてね〜俺らも老けたましたね〜cv神谷浩史』
そんなキャストトークはなし。なし!?
幕が降りるまで、キャラのままの声優さんでいた。
これは、イベント自体
《物語フェス〜まくはりメッセ〜》
という、正当なるこのシリーズの続編であること。
あくまで、その舞台化であること。
それがこんな形で明文化されるだなんて。
そんな、物語の世界が抜けないまま、席を立つ事を促され、外に出ました。
一緒に来たフォロワさんがトイレに行かれたので、その間私は一人突っ立っていました。
多くの人が、興奮を抑えられず笑ったりちょっと泣いたり。風船と銀テがばらまかれたので、愛おしそうにそれを見ていたり。
……まぁ私は席が遠かったので取れませんでしたが。
そんな人々が私の目の前を何人も何十人も通り過ぎて行きました。
この世に、こんなに物語ファンがいたんだと、やっときちんと判りました。
私は今まで、周りに、リアルで、物語シリーズファンがいなかったものですから。
(仮にいてもアニメは見たけど原作は知らない、そういう子ばかりでネタバレしたくなくて、おしゃべりもあまりしてきませんでした笑笑)
みんな、五月の、よりによってめっちゃ長かったGW終わった後の!週末を空けて、円盤を買ってチケット戦争に勝って、朝から物販に並び…このイベントの為に金も時間も出してくれるファンがこんなにいたのか…と。
そんな、この作品が愛されていること自体に涙が止まらず。
そんでもって、何より推しの"羽川翼"がそこにいて、両足で立っていることに涙が止まらなくて。
今まで、絶対会えないはずなのに、なんだか勝手に会ったような気持ちになりました。
その上、
私たち、外から羽川翼の人生を見てきた人間たちの目の前で、羽川翼がまた傷つき、また一歩踏み出すところを見てしまった。
目撃者になってしまった。
このイベントは、発表時からイベントDVDの発売なしと銘打たれていました。
(後日、イベントの内容収録CD発売と発表されましたが。)
ということは、
この羽川翼の進んだ一歩を、この後物語シリーズに堕ちた人間や、今日来なかった方は知るよしもないのかと。
辛い。彼女はこんなに前に進んだのに。
でも同時に、その特別感に、誰もは知らない彼女に酔いしれたくなりました。
羽川翼の分岐点に立ち会ってしまった、彼女はもう振り返らないぞ、きっと。そう思えば思うほど、彼女の身を案じてしまうのです。
どうか幸せでいて、時に進まず休んでも誰も怒らないし、幸せでいてくれるだけでいいのに。
思えば思うほど泣けました…
鼻水と大粒の涙を、今朝買ったマフラータオルで拭きながら、嗚咽を漏らしながらトイレの前でひたすら泣いていました。
メイクは落ちてるだろうけど、推しに会った後だ知るかボケ、と。
途中で優しいお兄さんが、羽川翼の書いた風船と銀テをくれました。
ありがとうございます、ありがとうございますと言いながら、ボロボロ泣きました。
さぞ気持ち悪い人間に見えたことでしょう、この場を借りてお詫びしたい。それと、ありがとうございます。
イベントが終わって三ヶ月経って、
今思い出しても泣きそうになります。
推しがいることが、いるというか存在し生きていることで、こんなに泣けることがあるんだなと思いました。
2次元の推しは普段会えはしませんが。
そこに存在させようと沢山の方が努力して下さったこと。
それは、イベントを作り上げた関係者の方、そして10年間愛を持って積み上げてきて下さった方々、
そのみなさんのおかげで、私は羽川翼に会えました。羽川翼の分岐点に出会えました。
夢を現実にしてくれてありがとう。
もうこの人生で、こんなにイベントで泣くことは無いと思います。